みなさま、おはようございます。
オリンピックも終わりですね。
時差は12時間とちょうど真反対でしたが、血行夜遅くまで競技を開催していて、割と生で見ることができました。

個人的に、男子卓球が印象に残っています。
今まで見ることがありませんでしたが、想像を超えてダイナミックでした。

 

車の下取り

さて、本日は車の下取りのお話です。

新車を買うとき、今まで乗っていた車を下取りに出すことは多いと思います。

下取り時に気をつけるポイントは何でしょうか。
一つ、例を挙げて見てみたいと思います。
500万円の車を買います。下取り車の簿価は50万円で、下取り価格も50万円でした。
ここで、下取り価格を100万円にしてもいい、という提案がありました。
その分新車の価格は上乗せして550万円でお願いしたいそうです。
どちらも、支払額は450万円で同額です。
 
どちらが有利なのでしょうか。

個人事業の場合

新車の購入と下取り車の売却は、別々に税金計算されます。
下取り車の売却には、50万円の控除がつきます。
そのため、後者の場合、下取り価格100万円から簿価50万円を差し引いて50万円の利益が出ますが、50万円が控除され利益はゼロとなり、下取り価格50万円の場合と同じ結果となります。
一方、新車の価格は50万円高くなりますので、減価償却費(車の経費)もその分増えます。
同じ支払いなら経費が増える方が有利、ということで、後者が有利という結果になります。

 

法人(株式会社)の場合

新車の購入と下取り車の売却は、合わせて税金計算されます。
後者の場合、50万円の利益には相応の法人税がかかります。
新車については同じです。50万円増えた分だけ、減価償却費は増えます。
この場合、50万円の利益は先延ばしにした方がよいので、前者が有利という結果となります。

まとめ

同じ取引ですが、置かれた立場が違えば、正反対の結論になります。
車を買い替えるときには、購入前に是非、税理士にご相談いただくことをオススメします。